【らき☆すた】柊つかさは棒ｱｲｽ落としても可愛い107

109: 名無しさん＠お腹いっぱい。 ↓ 2010/06/20(日) 20:01:17 ID:uBxyiBLLP [Res (1/1)]

三年寝つかさ

神社の娘であるつかさは、ろくに仕事もせず寝続けていたため、周囲からは
「寝つかさちゃん」と揶揄され親しまれていた。
三年三月の間寝続けたつかさがある日突然起きだし、父親に千石船と船一杯の
草履を造って欲しいと頼む。
つかさの寝顔を詣でる人々により神社は繁盛していたので、父親は快く娘の願いを
叶え千石船と草履を作って与えた。するとつかさは船をこぎ出していってしまった。
数十日してつかさが戻ってくると、船の中の草履はぼろぼろのものになっていた。
するとつかさは父親に大きな桶を用意してほしいと頼む。つかさは父親の用意した
桶でぼろぼろの草履を洗い始めると、汚れた土の中から砂金が見つかる。
実はつかさは佐渡島へ船をこぎ出し、佐渡金山で働いている者の草履を無料で
交換していたのだった。
つかさは集めた砂金を原資に葡萄畑を作り、流通経路を整備してバルサミコ酢を製造、
町の商工会に分け与えた。
しかし町の人々は「つかさちゃんの居なかった数十日は火の消えたように寂しかった」と
口々に言いあい、バルサミコ酢はいらないからこれからもずうっと町で寝ていて欲しいと
つかさにお願いしたのだった。　　終わり